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DOG

迷子犬捜しのポイント

迷子犬捜しのポイント

飼主とはぐれ迷子になった犬は、失踪状況や性格により様々な行動をとります。共通する事は活発に行動する傾向が強い事です。自ら自宅より飛び出し脱走した場合は、マーキングの臭いを嗅ぎ回ったり、異性の犬に付いていったりしている間に全く見知らぬ場所に移動してしまいます。また、帰る方向が解らなくなり、何らかのアクシデントによって飼主とはぐれてしまった場合は、パニック状態になり、飼主を捜し回りながらどんどん移動して行きます。時間が経過すればそれだけ移動距離がのび、その分捜索作業も困難になります。

迷子犬の捜索では、時間のロスが発見、未発見の分かれめとなり、効率良く作業を行なわなければなりません。捜索の初期段階では、どの方向に向かったかを探り、その方向に絞り込んで捜索を行ないます。ポスターを使って1000人~10000人単位の目で捜す事が重要であり、あらゆる方向、場所に協力者を作って行く事が初期段階での最大のポイントです。

操作手順

犬の捜索ではなるべく短い移動範囲内で保護することが必要です。効率的な作業を行ない、時間のロスをおさえてできるだけ数多くの人に協力してもらい、一つの場所に執着せずに大きなマクロ的視野で捜索しましょう。

  • 1.近所やいつもの散歩コースを捜す

    特に発情期には異性の居る場所でウロウロしている場合があります。見当たらなければすぐ次のステップへ。

  • 2.動物管理センターへの連絡

    通報により保護されたり、捕獲されている場合があります。又、車などによる事故の確認もしましょう。

  • 3.ポスター、チラシ作成

    迷子ペット捜索の初期段階で最も必要な情報収集、移動方面の絞り込みに有効です。
    ポスターの効力は、自分一人では補えない区域、時間帯を自分のかわりとなって協力して下さる人々の情報が得られる事。一ヶ所にとどまらずにポスターを残していく事により、広範囲の捜索を短時間で効率良く行なう事が可能になります。特に、犬の捜索ではポスターが有効です。

    • ポスター作りのポイント
      ■ ポスター作りのポイント
      • ●写真を大きく文字を少なくし、文章より視覚で訴えるように作成する(第三者から見て文章が多過ぎると認識しにくく覚えにくい)。
      • ●首輪の色や体の模様など、認識しやすい目立った特徴をシンプルに記載する。
      • ポスターサイズ B5~A4
        チラシサイズ  B6~A5
    • ■ ポスター貼りのポイント

      ポスターによる初期段階での目的は、失踪してしまった犬がどちらの方向に向かったかを知る事にあります。 そのため、東西南北の全方向に貼り、すき間ができないように円形に囲む事が大切です。
      ポスターの貼り方には、円形貼り(失踪地点を中心に全方向に向かい円形に貼る)、放射貼り(有力な情報のあった 場所を中心に全方向へ放射状に貼る)、部分貼り(人の集まる商店街や犬の散歩コース等情報が得られやすい場所を特定して貼る) の3つの方法が有効であり、地形、状況に応じて最も適した貼り方をします。
      また、ポスターは、目線よりやや下にし、進行方向からみて正面になるように貼りましょう。一日のポスター貼り枚数は約100枚を目標にし、犬で300枚ほど必要です。

    • ■ チラシ作成

      チラシには、ポスターを小さくした物、B6サイズかA5サイズにして使います。 犬の場合は、犬の散歩コースや犬の集まる公園等では有力な情報が得られる場合が多いため、聞き込みを行ない、その祭にチラシを手渡します。

  • 4.地図

    • 地図

      まず、迷子ペットの捜索を行なう前に、地図で行動範囲の全体像をマクロ的な視野で把握しておく事が必要です。捜索を行なった場所は地図に記入していき、均一に情報が行き渡るように作業を進めて行きます。犬の捜索の場合は、公園や川沿い等の犬の散歩コースになっている場所はチェックしていきます。地図上で地域全体の地形を見ながら、捜索方針をたてるためのマクロ的な視野と、実際に自分で体を使って動き、 少しずつ行動範囲内を埋めていきながら細かな作業を積み重ねていくミクロ的視野の両方が必要です。行動範囲の広い犬には、道路地図を使います。

  • 5.捜索方針の組立

    失踪状況、犬種、年齢、性格、性別、地形、天候、風向き等を分析し、行動や移動距離の予測を地図を使って検討します。

  • 6.ポスター貼り、チラシ配布

    初期段階では全方向(360度)へ迷子犬の情報を発信し、失踪方向を探ります。

  • 7.収集した情報の確認

    情報が得られた場合はすぐに確認を行ないます。犬の場合、目撃場所からすぐ次の場所に移動している場合が多いので、あまり一ヶ所に執着しないように注意します。

失踪状況分析

ここではペットレスキューが今までに行なった捜索から得たデータを元に、様々な要素を細かく分析しました。迷子になった自分の犬にあてはまる所をリストアップして参考にして下さい。

  • 1.小、中、大型犬別の失踪行動

    • 小型犬の場合
      ■ 小型犬の場合

      小型犬で特に人なつっこい性格の場合、早い段階で人に保護される可能性が高くなります。日頃から飼主とベッタリと生活を共にし、飼主と離れるとすぐ不安になるため、人に寄り付いて行き、そのまま飼われてしまうケースが数多くありました。捜索方法も、迷子になった犬を捜すだけでなく、保護して下さった方も同時に捜す作業が必要です。一日の移動距離は約300m~1km程度です。

    • 中型犬の場合
      ■ 中型犬の場合

      中型で特に特徴がない場合、よっぽど人なつっこい性格をのぞいて、あまり人に関心を持たれずマイペースに移動してしまう傾向があります。ただし、犬を飼っている人は、飼主もなく単独で歩いている犬をよく見ているので、公園や散歩コースなど犬が集まる場所の聞込みによって情報を得る場合があります。一日の移動距離は約1~5km程度です。

    • 大型犬の場合
      ■ 大型犬の場合

      大型犬が飼主もなしで単独で歩き回っていると非常に目立ち、地域住民から保健所などに通報され管理センターで保護されるパターンが考えられます。人目に付きやすいため、ポスター等による情報は比較的集まりやすい傾向があります。一日の移動距離は約1~5km程度です。

  • 2.犬種別

    • 小型犬の場合
      ■ 和犬

      日本犬が迷子になった場合、あまり人に対して関心を示さないマイペースな犬が多く、そのため、なかなか人に保護されにくく長期間単独で行動する傾向があります。

    • 中型犬の場合
      ■ 洋犬

      人なつっこく、空腹や人恋しくなると人に寄り付き保護されやすい傾向があります。小型愛玩犬、ゴールデン、ラブラドール等は保護されやすく、ハスキー、テリア系は保護されにくい傾向があります。

    • 大型犬の場合
      ■ ミックス

      毛色などが、個性的な犬の場合は、特徴が伝わりやすく情報は収集しやすいが、柴系のミックスなどは犬数が多く特徴が無いため、情報収集が難しい傾向があります。

  • 2.性別

    • ■ オス

      オス犬が失踪した場合、マーキングの臭いを嗅ぎ回ったり、メス犬が飼われている家に現われたりと精力的に行動します。移動距離、スピード共にメスよりも行動範囲が大きくなります。近くに発情したメス犬がいると脱走する場合があります。

    • ■ メス

      比較的ゆったりと行動し、人に甘えたりエサをねだったりする場合があります。オス犬よりも行動範囲は小さめです。

  • 4.年齢別

    • ■ 小犬

      何にでも興味を示し散歩中の犬や遊んでいる子供について行きます。近くを捜しても見つからない場合は、人間が介入してよその家で飼われてしまう可能性もあります。

    • ■ 成犬

      体力的に充実し、好奇心も旺盛で活動的です。様々な物や臭いに興味を示しながら移動するため行動範囲は広いが、移動のスピードは遅くなります。

    • ■ 老犬

      あまり物事に関心を示さず、行動も直線的です。トボトボと一本の道を直線に移動するめ、思ったよりも遠く離れた場所で発見される場合があります。しかし、体力の衰えも早く日数が経過すると一ヶ所に定着しあまり行動しなくなる傾向があります。

  • 5.季節別

    • 春
      ■ 春

      わりと行動しやすい時期であり、日中も夜間も行動します。発情が活発になる季節でもあり迷子になってしまう犬が多くなります。

    • 夏
      ■ 夏

      日中は公園や車の下等の木陰で休み、夕方から夜間にかけて行動します。 花火の季節でもあり、花火の音でパニックになり失踪してしまう犬が多くなります。

    • 秋
      ■ 秋

      すごしやすい季節となり、行動が活発になる時期で、発情期でもあり失踪する犬が多い時期です。

    • 冬
      ■ 冬

      日中や夜間でも行動しますが、比較的暖かい日中に行動することが多くなり、夜は倉庫、資材置場等の暖かい場所へ潜むことが多くなります。

  • 6.犬の足跡

    • 犬の足跡

      犬は指行性で、足跡には第二、三、四、五指の四つの指球がつき、爪跡もはっきり残ります。 犬は様々な犬種があり、大型犬~小型犬と変化に富でいるため、失踪した犬種の足の大きさや形をしっかり覚えます。犬は全半身が大きく筋肉も豊かですが、後半身は細いため、足跡もそれを表わし前足跡は大きく後足跡は小さくなっています。犬の走行は、後足が前足に重なったり、左右にならんだ状態になります。

  • 7.保護する際の注意点、方法

    犬を発見した際、一番注意することは、すぐに名前を呼ばないということです。特に、交通量のある通りで名前を呼ばれた犬は、飼主に会えたうれしさのあまり道路へ飛び出してしまい、事故にまきこまれてしまう可能性があります。まず、周囲の状況を確認してから、名前を呼んで下さい。

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