ANIMALLIST 02

CAT

迷子猫捜しのポイント

迷子猫捜しのポイント

迷子猫の捜索を行なう場合、日頃から家と外を自由に行き来する自由猫であればテリトリー争いや車の事故、発情期等の原因が考えられるので、ある程度広範囲の移動も考えられます。

家の中だけで生活する家猫であれば、非常に近くで発見されるケースが多いものです。ただ、外の環境に馴れていないので神経質になり飼主の呼びかけにも応えず、長ければ1~2週間その場所に潜んでいる場合があります。その場合は、日頃その猫が使用している臭いの付いたトイレの砂を猫の隠れていそうな場所に少量まいてみます。時間をおいてから名前を呼びかけると、自分の臭いを嗅いで精神的に安定するため、姿を現す場合があります。

自分の目による現認作業では、猫の気持ちになって、猫の好きな場所や通り道を捜す猫目線で捜索します。名前の呼びかけや現認作業で発見できない場合は、チラシ、ポスターを使って広範囲で捜索を行ないます。猫は移動する際、人が使っている道よりも塀の上やすき間、裏庭や屋根等で行動しています。そのため道路に面した場所よりも見えにくい家の裏側に居る場合が多くなります。

猫の情報収集では、チラシを投函する事によって自分の目では確認しにくい場所を居住者の方に見てもらい協力して頂く事が不可欠です。ただ、チラシを投函するだけでなく一軒、一軒見える範囲で現認作業を行ない、猫の好む場所やエサ場、その地域の生ゴミの日等、様々な情報を収集し、地図に記入してその後の捜索に役立てます。

操作手順

猫の捜索では、思ったより近場で発見される場合が多く、急激に遠距離移動はしません。ただ人目につきにくい場所で行動するため、発見されにくい場合があります。 猫の捜索では猫の目線になり、細かい場所を捜すミクロ的視野が必要です。

  • 1.自分の目を使って、日頃行動している場所を現認し、名前の呼びかけを行う。

    発情期等は、異性を追いかけるのに夢中になり自ら家に帰って来なかったり、家に帰る道に別の猫が侵入して帰れない場合等は、すぐ発見される場合もあります。

  • 2.動物管理センターへの連絡

    猫を保護した方からの通報がある場合に備えて連絡。警察や役所などに問い合わせて事故の確認も行ないます。

  • 3.ポスター、チラシ作成

    迷子ペット捜索の初期段階で最も必要な情報収集、移動方面の絞り込みに有効です。 ポスターの効力は、自分一人では補えない区域、時間帯を自分のかわりとなって協力して下さる人々の情報が得られる事。一ヶ所にとどまらずにポスターを残していく事により、広範囲の捜索を短時間で効率良く行なう事が可能になります。猫の捜索ではチラシの投函が有効です。

    • ポスター作りのポイント
      ■ ポスター作りのポイント
      • ●写真を大きく文字を少なくし、文章より視覚で訴えるように作成する(第三者から見て文章が多過ぎると認識しにくく覚えにくい)。
      • ●首輪の色や体の模様など、認識しやすい目立った特徴をシンプルに記載する。
      • ポスターサイズ B5~A4
        チラシサイズ  B6~A5
    • ■ ポスター貼りのポイント

      猫の場合、チラシで埋めた範囲より遠くへ移動した可能性を考えて、最大移動距離地帯に円形に貼るようにします。ポスターの貼り方には、円形貼り(失踪地点を中心に全方向に向かい円形に貼る)、放射貼り(有力な情報のあった 場所を中心に全方向へ放射状に貼る)、部分貼り(人の集まる商店街や犬の散歩コース等情報が得られやすい場所を特定して貼る) の3つの方法が有効であり、地形、状況に応じて最も適した貼り方をします。また、ポスターは、目線よりやや下にし、進行方向からみて正面になるように貼りましょう。一日のポスター貼り枚数は約30枚を目標にし、猫で100枚ほど必要です。

    • ■ チラシ作成

      チラシには、ポスターを小さくした物、B6サイズかA5サイズにして使います。 猫の場合は、人が使う道はあまり利用せず、人目につかない塀の上や家の庭等を使い行動していますが、 何百軒もの家のすみずみまで確認する事は難しいので、チラシを投函する事により居住者に協力してもらいます。チラシ投函を行なう場合、ただポストに投函するだけでなく見渡せる範囲で現認作業を行ないます。家と家のすき間、 塀の上、屋根、庭等、目線の高さを変化させながらチラシを投函していきます。

  • 4.地図

    • 地図

      まず、迷子ペットの捜索を行なう前に、地図で行動範囲の全体像をマクロ的な視野で把握しておく事が必要です。捜索を行なった場所は地図に記入していき、均一に情報が行き渡るように作業を進めて行きます。また、猫を見かけた場所やエサ場等、猫の集まっている場所も記入してゆきましょう。地図上で地域全体の地形を見ながら、捜索方針をたてるためのマクロ的な視野と、実際に自分で体を使って動き、 少しずつ行動範囲内を埋めていきながら細かな作業を積み重ねていくミクロ的視野の両方が必要です。行動範囲の狭い猫には、住宅地図を使います。

  • 5.捜索方針の組立

    飼育形態、季節、性格、性別、発情兆候、避妊、去勢等を分析し捜索方法を組立てます。

  • 6.チラシの投函、ポスター貼り

    チラシを投函しつつ自分の目で細かくチェックします。

  • 7.収集した情報の確認

    収集した街情報を検討し時間帯、目線を変えながら繰り返し現認作業を行ないます。

失踪状況分析

ここではペットレスキューが今までに行なった捜索から得たデータを元に、様々な要素を細かく分析しました。迷子になった自分の猫にあてはまる所をリストアップして参考にして下さい。

  • 1.テリトリー

    猫のテリトリーはおよそ次の様になります。

    普段、家と外を自由に行動している自由猫と家の中だけで生活する家猫では、移動距離、移動スピードに違いがあります。

  • 2.種類別による行動習性

    • 小型犬の場合
      ■ 日本猫

      日本猫が失踪した場合、猫自体に目立った特徴がないと第三者からの判別が難しく、特に、キジトラ、茶トラの猫は全体数が多いため、普段から首輪や鈴を付けておくと情報が得やすくなります。特に目立った特徴が無い場合は、尻尾の長さや曲がり具合等をポスターに詳しく記述すると判別がつきやすくなります。

    • 中型犬の場合
      ■ 洋猫

      比較的情報が集まりやすく保護されやすいのですが、人なつっこい性格の場合、そのまま家の中で飼われてしまう場合があります。 迷子になった場合の移動ペースはゆったりしており、近距離で発見される場合が多い傾向にあります。

      ※一般に、西洋系よりも東洋系の猫の方が活発に行動する傾向があります。

  • 3.室内飼育、自由外出

    • 小型犬の場合
      ■ 室内飼育

      普段、外に出さず家の中だけで飼っている猫が失踪する原因は、窓の閉め忘れやベランダから落下等が考えられます。室内飼いの猫が外に出た場合、外の世界に免疫がないため、車の音や人の足音、地域の野良猫等に怯え精神的に不安定な状態になり神経質になっています。ですから、飼主が名前を呼んでも応えず、帰る家が解っていてもなかなか行動する事ができません。失踪した猫が隣の家で発見される場合も数多く、捜索する場合は、まず、近場から徐々に遠くを捜すようにします。

    • 中型犬の場合
      ■ 自由外出

      普段から家と外を自由に行き来している猫が帰って来なくなった場合は、何らかのトラブルに巻き込まれた可能性が高くなります。発情期のオス同士のケンカ、木に登り降りられなくなる、ケガや車の事故、誰かに飼われてしまった等が考えられます。日頃から、自分の猫のテリトリーを観察しておき、家に帰らない場合、まずテリトリー内を名前を呼びながら捜してみます。それでも見当たらない場合は、テリトリーの外側を中心に捜索します。

  • 4.季節別

    • 春
      ■ 春

      わりと行動しやすい時期であり、日中も夜間も行動します。発情が活発になる季節でもあり迷子になってしまう猫が多くなります。

    • 夏
      ■ 夏

      日中は、風通しのよい日陰で休み、夕方から朝方にかけて行動します。車の下、日陰になった塀の上、屋根裏、縁の下等で休息します。

    • 秋
      ■ 秋

      行動が活発になる時期で、発情期でもあり失踪する猫が多い時期です。

    • 冬
      ■ 冬

      比較的暖かい日中に行動し、夜は倉庫、資材置場、床下等風があたらない暖かい場所をねぐらにしています。

  • 5.猫の足跡

    • 猫の足跡

      猫の捜索の初期段階で確認するための重要なことです。特に、家猫の場合は、家を出て最初にどこへ向かったのかを特定できます。前日に雨が降り、土がぬかるんでいたり、ホコリの上を歩いたさいにのこる足跡により潜伏場所を追跡します。猫は指行性で前足に5指、後足に4指ありますが前足の第1指は高い位置にあるため、足跡ではつかず、両足とも4指の足跡になり、爪は普段、おさめてあるので足跡には残りませんが、ジャンプする際は、はっきりと爪痕が残ります。指球間の広がりは前足のほうが大きいため、四つの指先がえがくカーブは後足のものより、ゆるやかになっています。猫の歩行では、前足に後足が前後、または左右に重なり、歩幅は約30cm程です。

  • 6.保護する際の注意点、方法

    • 保護する際の注意点、方法

      猫を発見した際に、一番注意することは絶対に駆け寄ってはいけないということです。迷子になっている猫は精神的に不安定のため、飼主でもなかなか認識することができず、逃げてしまうことは多々あります。猫を発見したら、まず、その場でしゃがみ名前を呼びながらエサを使って猫が近づいてくるまで待ちます。近づいてきてもすぐに捕まえるのではなく、指先の臭いを嗅がし、やさしく頭をなでながら首の後ろをつかみ、ゲージやネットに入れます。万一、猫が逃げてしまっても、決して追いかけてはいけません。追えば追うほど逃げてしまい、最悪、場所を移動してしまうため、また一から場所捜しをしなければならくなってしまいます。逃げてしまった場合は、発見した場所付近に捕獲機をしかけてしまうのが最良の方法です。

      捕獲機の設置依頼もうけたまわりますので、ご希望の方はご連絡下さい。

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